さてさて…
高い高~いお買い物ですので、購入先は慎重に選びたい。
一般的に、音楽教室に通っている家庭が楽器を購入する場合は、教室経由か、先生を通してというのが普通だと思います。
割引してもらえる場合もあるし、その後のメンテナンスでも購入先の楽器店にお願いするのが何かと都合もいいと思います。
うちの場合は、
- 先生が個人教室なので、後援で所属している楽器店から新品を購入するか
- いつも調律をお願いしている調律師さんから新品ピアノor中古ピアノを購入するか
この2択でした。
そうそう、中古ピアノ♬
子ども達が6年間お世話になったアップライトは、
中古なのですよ。
うちがお世話になっている調律師さんは、
調律だけでなく、中古ピアノをきれいにメンテナンスして生まれ変わらせて販売するお仕事もしていらっしゃいます。
一戸建てに引っ越して、電子ピアノからアップライトピアノに買い替えるとき、
新品にしようと思ったのですが、私が子どもの頃と比べてあまりに値段が上がっていることにビビって……
あの頃、母親がピアノの先生に聞いた情報によると、ざっくりと、
アップライト80万
グランド100万
ということでした。
現在、アップライトでヤマハの同じ品質を求めるとなると、130万円は下らないそう💦
昔のグランドピアノより高くなっているではないか。
当然、30年前と比べて物価は上がってるから仕方ないですね。
楽器店の話によると、
今はいろいろなグレードのピアノが生産されていて、
インドネシアで作られたピアノとかも販売されており、かなりお安いのだそうで(50万円前後みたいです)。
しかしながらそのタイプだと、130万円タイプのグレードからは下がり、見た目も背が低めでコンパクトでした。
やはり、子どものためにしても、昔慣れ親しんで弾いたグレードのものがよいかな、と考えたんです。
さっそく先生から調律師さんに問い合わせてもらったところ、
ちょうど中古のアップライトが手に入り、
メンテナンスして40万円台ということでした!!
中古でピアノが買えると思っていなかったので、めちゃめちゃ嬉しい!
費用が浮いたつもりになったのでこの後スーパーでちょっとだけ贅沢買い(←?)
そのピアノは約30年前のものらしく、
ピアノとしてのグレードは申し分なさそうだけど、果たして30年経ったピアノってどうなの?と思ったけど……
後日、調律師さんの工房にピアノを見に行って、
その心配は吹き飛びました(^O^)
昔弾いたピアノは、木のぬくもりが感じられる茶色でしたが、
買う予定のピアノは、
艶々の漆黒ピアノ。ピッカピカに磨かれてました。
言われなければ中古とは分からないくらい。
そのときの写真が残ってないかな~♬とスマホを探してみたけど、ピアノ自体を写したものはなく、でもこんなものを見つけました!
↓↓↓
なんだこのアングル…
何の目的で撮ったか全然覚えてない……
でもとにかく、
漆黒のツヤツヤはよく分かる♪
見た目だけでなく、音も綺麗で、調律師さんが愛情込めて中のハンマーや弦をメンテナンスしてくれたことが分かりました。
先生が信頼を寄せて紹介して下さった通り、かなり仕事にこだわっていて腕も素晴らしいみたいです。
その工房で、美味しいコーヒーをいただきながらいろいろお話をしました。(コーヒーがかなり美味しかった、仕事にこだわる人は、コーヒーにもこだわるという勝手なイメージで納得)
その方は、今、戦前のピアノをメンテナンスしてコンサートを開く、という企画に参加していると言い、工房で鍵盤部分を直しているということでした。
戦前の!!
戦前のピアノが復活可能なら、30年前のピアノはまだまだ現役ですね。
中古ピアノを買うという選択肢が今までなかったので、全く知らなかったんですが、
ピアノは温度管理や湿度管理をしっかりしてメンテナンスをきちんと施していけば、何十年と弾けるそうです。
話が長くなりましたが…
そんな感じで、中古のアップライトで問題なく練習でき、コンクールにも出てきたので、
グランドピアノでも、中古ピアノの選択肢がありました。
そこでまずは中古だ!!ということで、調律師さんに問い合わせたところ、
ヤマハグランドピアノのC3(家庭に置く一般的なサイズ)はかなり人気があり、中古がすぐ売れてしまってない、
今手に入りそうなピアノは20年もののピアノだけど、
新品がだいたい250万円のところ、200万円という値段を提示されていて(!!)
それに自分のところでメンテナンスを施すと、その分の儲けも上乗せしなければならないので、
新品とそれほど変わらないお値段になってしまう、ということでした。
それに、逆に言えば、
C3クラスは最もポピュラーで人気が高いので、
売りたいと思ったときにすぐに引き取り手が見つかるから新品の方がいいでしょう、とのこと。
グランドピアノを手放すとか、考えたくはないけど、
そういう選択もあるなら、新品にしましょう、と即決(←優柔不断なので、人様からの最後のひと押しで決めること多し)
そういうわけで、新品のグランドピアノを購入することにはなったんだけど、
そうすると、今度は楽器店か調律師さんかどちらから購入するか。
楽器店と調律師さんのサービスは
- 楽器店
グランドピアノC3の定価(250万円)から5%程度の値引き
ピアノ椅子 税込み5,5000円
配送料4,6000円
- 調律師さん
グランドピアノC3の定価(250万円)から10万円引き
ピアノ椅子は無料サービス
アップライトピアノの下取り価格を20万円にサービス
配送料4,6000円
こちらを比較してみて、高いお買い物だもの、少しでも安い方がいいなぁ♬ってことで、調律師さんから購入することに決めました。
一般的には、ずっと教室でお世話になっている先生を立てて、値段関係なく、先生の紹介で購入する、という選択もあると思います。
(調律師さんにも、お世話になっていましたが、やはりお世話になる頻度も度合いも全然違うので)
それで私も迷って、正直に先生にどうしたらいいか尋ねたところ、
「全然気にしなくていいですよ。私、一応紹介はしますが、しがらみとかノルマとか全くないので」
と言って下さいました✨
ほんといい先生~😄♪
だからここでも先生の一言で、購入先を即決しました!!
調律師さんから買うことになったので、購入代金は264万円(税込み)+配送料46,000円ということになります。
一方で、そんな行動に出ながら、このとき私はまだアップライトピアノを手放す心の準備ができてなくて…
というのも、コロナで工場の稼働が遅れることがあったせいか、新品の納品は4ヶ月~8ヶ月待ちと聞いていて、まだまだ先だからと考えていました。
だから思いがけず、1ヶ月くらいで納品できます、という電話をもらって、なんだか寂しい気持ちになりました。
ピアノの先生にこの気持ちを相談すると、
「長男くんと長女ちゃんと一緒に、ピアノをきれいに拭いてあげるといいですよ」
とアドバイスしてくれました。
だから3人できれいに拭いて、写真をいっぱい撮りました📷😢
今頃、またピカピカになって、
綺麗な音色を奏でているかな。
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